活動目的 ~どのような社会を目指そうとしているのか~
昨年10月に岡山国際サーキットで行った日本初の手話実況は、障がいの有無に関わらず、モータースポーツの魅力を伝えるきっかけとして大きな反響を呼びました。一方、実況陣の体力の面から、1時間の手話実況が限界という課題も浮かびました。
今回は、長時間の手話実況への対応を目指し、複数の実況者と通訳者の確保を行います。
昨年の実証実験から、アスリートやスポーツ経験者が適任であることが分かりましたので、実況陣の体制強化による、複数のレースや長時間の実況への対応を目指し、今後の展開にも備え、ソフトとハードの両面でのノウハウ集の作成も考えています。
活動目標 ~何を達成するか~
モータースポーツへの理解を深めながら、スピード感あるレースへの対応という、実況の技術面向上も図ります。スキルアップのため、専門家の外部講師にも協力いただき、日本で唯一の手話実況者育成機関を構築します。
具体的には、以下の取り組みを進めていきます。
- 実況ノウハウ集の作成。
専門用語の解説と手話での表現、レースの臨場感の伝え方などの情報を、前回の成果をもとにテキスト化します。 - 実況講習。
基本の風景描写の練習、専門用語の取得を終えた後、レース映像に合わせた実況の訓練を行います。聴覚障がいの団体やアナウンサーなどに指導を受け、手話実況者としてレベルアップする場を提供していきます。
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2023.8.25
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