活動目的 ~どのような社会を目指そうとしているのか~
障がいのある方が、安心に・楽しく外出できる環境を整えることで、「心通うほっこり共生社会」の実現を目指します。
実証の会場となるサーキットは、障がいのある方をはじめ困っている方にとって、外出への不安が多く存在します。自分の席までの移動(視覚障がいのある方)、トイレに向かう途中の段差(身体障がいのある方)、イベントプログラムの確認(聴覚障がいのある方)など、さまざまな困りごとが発生するでしょう。困りごとに直面した際、会場スタッフにすぐコンタクトをとり、サポートしてもらえる体制があれば、安心してサーキットを訪れ、レース観戦できるようになるはずです。
「袖縁アプリ」の開発により、すべての困っている方が安心してアクセスし、イベントを楽しめる環境整備を行うことを目的とします。
活動目標 ~何を達成するか~
困っている方とサポーターをつなぐ「袖縁アプリ」を活用し、大規模施設での有効性を検証していきます。サーキットのさまざまな場所で、困っている方から、サポーターに支援の呼び出しがかかる場面は、以下のように想定しています。
- 手助けの必要な方がサーキット会場に到着してからのお迎え(訪問予約)。
- レース観戦中のトイレ支援(移動)。
- 大規模会場を想定した、いろんな場所からの呼び出しと、スタッフへの通知。
- 手が空いているスタッフに、優先的にサポート通知を送る。
会場には複数名のサポーターを配置し、各所からの支援依頼に応じてサポーターが駆けつけ、支援の実践を行います。また、参加された障がいのある方、困っている方、サポーターへのアンケート、ヒアリングを通じて、アプリのUI/UX、機能改善点の洗い出しも行います。
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2023.8.25
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