活動目的 ~どのような社会を目指そうとしているのか~
センサリールーム(視覚・聴覚など感覚過敏の症状のある人が、環境に左右されることなく安心して過ごせる部屋)の実証を行います。移動できるモバイル式のルームをサーキットに設置し、自閉症スペクトラム障害(ASD)、聴覚過敏のある子どもたちが、刺激から逃れて休憩できる場を用意します。
モータースポーツなど、イベントへの参加機会を創出することで、障害のある方の社会参加の機会を増やすことが目的です。また、センサリールームを障害のある方たちが描いたアートで彩ることで、社会の「障害」に対するイメージを変えたいという願いも込めています。
今後、スポーツやイベント、地方自治体と連携し、センサリールームの常設を目指し、障害のあるなしの垣根を、ハレの場から変えていきます。
活動目標 ~何を達成するか~
障害のある方やその家族が、参加、体験が難しいと感じていた刺激の強い場所へも参加できる、と思える機会をつくり出していきます。そのために、アンケートの実施と、その結果をふえまた設備の再設計、イベント会場での行動リサーチ、設備検討などを行っていきます。
- 屋外設置となるセンサリールームには、どの程度の遮音性、遮光性が必要なのか。それを可能にするための要素を実証することにより、モビリティ式センサリールームの運用性を検証します。
- イベント会場での当事者の行動分析を行い、電力や水力など、ライフラインの確保とそのコスト。躯体を広告媒体として利用した際の経済性、集客性などの情報収集も行います。
関連記事
2023.8.25
株式会社ヘラルボニーのインタビューページはこちら