活動目的 ~どのような社会を目指そうとしているのか~
ひと言で視覚障がいといっても、症状、目の状態、見え方は人それぞれ差があります。誰でも簡単に利用でき、本物を見ているかのような仮想現実体験により、安心・安全・快適な社会の実現を目指します。
その一環として、ロービジョンの方の活動を支援するため、盲導犬などの既存手段に比べて安価、かつ容易に利用できるXRソリューションの開発、提供に取り組みます。
弱視症状に加え、人種による目の構造や見え方の違いなどを医学的観点で検証してスマートグラスを製作し、サーキットという非日常空間において、ロービジョンの方が安全に移動し、レース観戦を体験できるよう支援を行っていきます。
活動目標 ~何を達成するか~
現在は欧州域内での限定検証のみのため、今回は日本国内、かつサーキットという屋外施設での利用において、次の2点から課題の明確化を行います。
- 耐熱構造、防塵性能(ファン、オーディオ孔など)、防水性能について、屋外での利用を可能にします。
- 大学病院など研究機関の知見を加え、日本人の目や個別症状に合ったアルゴリズムの現地検証、仮説確認も実施(視覚面、装着面など)します。
屋外施設での利用上の課題抽出と対応に関しては、短期間開発となるため、開発優先順位をつけて実施していきます。
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2023.8.25
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