veernca合同会社
「感動」を記録しシェアすることで、自分らしさを開放できる社会へ

veernca合同会社の皆さんにお話を伺いました!

ご提案のアイデアについて教えてください

【Sound Memory – 記憶を聴こう。 | 音を撮るカメラ&音のアルバム】
耳で聞いた音は、目で見た情報よりも、長期間記憶に残ると言われています。Sound Memoryは、思い出に残したい音を瞬間的に保存する、音のカメラであり、音のアルバムです。音や声の記憶は、心と結びつき、日々と人生をこんなにも豊かにしてくれます。ぜひ、目を閉じて、感じてみてください。

発案のきっかけについて教えてください

私たちは、障害があるメンバーもないメンバーもいる、インクルーシブなチームです。これまで、視覚障害者が「感動」を瞬間的に保存する手段がないことを感じていました。レコーダーや動画撮影では、開くまでに大切な一瞬を逃してしまう。
また現行のSNSは視覚優位であり、視覚障害のある人もない人も同じように感動を分かち合えるツールが必要と考えたことが発案のきっかけでした。

目指す世界について教えてください

視覚障害のある人もない人も、自分の「感動」を音で記録しシェアすることで、自分らしさを解放できることを見据えています。そして、すべての人がスポーツ観戦のみならず、日常をもっと愛し楽しめる世界を目指します。

本コンテストでの取組み内容、実証内容について教えてください

価値検証、コンセプト策定、デバイス&アプリ設計を一から行なっています。
11 月の実証実験では、最も多くの感動が集まる場のひとつであるサーキット場にて、視覚障害者と一般来場者の両方にアプリとデバイスを体験いただき、その使い勝手や価値を評価していきます。

苦労している点について教えてください

視覚障害のある方にとって使いやすいものにするため、設計初期から綿密な分析/インタビューを行なって問題点を洗い出しました。
既存のチャットアプリを用いて擬似的にプロトタイピングを行ったところ、実は視覚障害がある方もインスタグラムなどの写真・動画アプリを使いこなしていることがわかったり、想定していた音の加工機能が実はそんなに必要とされていなかったり、意外にも音のタイトルが大切だったりと予想外の気づきが多くあり、システムに組み込むことは苦労した点でもありますが、同時に貴重な発見にもなりました。

最後に意気込みをお願いします

チームミッションとして、「障害があるからこそ得られる」価値や強みを活かした事業づくりを掲げています。「音の記憶」という、写真や動画にはない新感覚の体験に、ぜひご注目ください。

プロジェクト代表者
代表者写真
プロジェクト代表者
阿部菜々子/佐藤尋宣/三冨敬太
障害のある・ないメンバーで運営する合同会社。慶應義塾大学院時代に、障害をテーマにしたワークショップを実施したことをきっかけに結成。
障害に対する偏見や思いこみをなくすことを目指し、障害があるからこそ得られる「価値」や「強み」を活かした事業を実施。
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