株式会社toraru
GENCHI for ALLプロジェクト

株式会社toraru代表の西口さんにお話を伺いました!

ご提案のアイデアについて教えてください

移動が難しい世界中の障がい者や高齢者に向けて、モータースポーツを含むスポーツ観戦に参加するための会場までの新しい疑似移動手段として、分身サービスGENCHIを提供します。
分身サービスGENCHIとはオンライン上で場所と目的を指定してリクエストを出せば、現地の人やロボットを含む現地リソースがアサインされ、遠隔操作ロボットを動かす様に、視覚・聴覚・触覚(一部)を共有し、目的達成ができる手段です。

発案のきっかけについて教えてください

開発のきっかけは、家族の健康上の都合から出張などで自宅を離れるのが難しい生活を10年以上送った経験でした。同じように介護や自身の健康の問題から、思うように移動できないという方は少なくありません。
身体・健康上の理由だけでなく、時間がない、お金がないなど、様々な理由があります。ロボットに使われている技術を転用し、世界中にいる人に協力してもらうことで、行きたい場所に行ける世界を実現することができると考えています。

目指す世界について教えてください

遠隔で五感を伝えるテクノロジーで、だれもが「移動」や「場所」から解放される未来の実現です。
今後も通信技術は超高速化され、今以上に場所を問わず、同じ情報や体験を得ることが可能になります。​「GENCHI」は、人間の五感のうち視覚と聴覚に加えて、触覚の再現を実現しています。味覚と嗅覚についても、それを再現するデバイスさえ調達できれば、「GENCHI」に実装・拡張可能です。

本コンテストでの取組み内容、実証内容について教えてください

2024/11/16、17のスーパー耐久というレースで視覚・聴覚・触覚を活用した遠隔観戦体験を実験します。
レース時の富士スピードウェイは、小さな遊園地になっており、クルマ好きの方だけでなく、誰もが楽しめるイベントになっています。
日本だけにとどまらず、世界中から参加してもらえるように告知し、参加者の自宅や施設から、会場内での移動、及びレース観戦等の体験までを、分身サービス GENCHI で行う実証事業を実施する予定となっております。

苦労している点について教えてください

過去のモータースポーツの隆盛時と比較すると、現在モータースポーツが身近ではなくなっていることで、魅力の伝達に苦労しています。遠因にはクルマ離れもありそうです。私たちはGENCHIを人間の拡張をする技術(人間拡張技術)と考えていますが、実はクルマも同じように、自分の足を拡張する技術であり、それさえあれば物理的に、どこまでも行ける手段で、共通点があります。
そのため、可能性を広げる実験場であるレースイベントを改めて多くの人に知ってもらうためにも、幅広く参加を呼び掛けたいと考えています。

最後に意気込みをお願いします

イベント時の富士スピードウェイは小さな遊園地です。
GENCHIを使えば簡単に参加できるので、一緒に参加してみましょう。

プロジェクト代表者
代表者写真
プロジェクト代表者
西口 潤
文系大学卒業後システム開発会社に就職。
2回のステップアップ転職を経て、住友信託銀行のシステム子会社に転職。ATMの内部を学ぶなど経験を積みながら、銀行内部の監査関連部署で多くのシステムのチェックに従事、幅広いシステムの知識を習得。
キャリア10年となり独立。場所の格差の課題を解決するため株式会社toraruを設立。
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